男の秘密
「優、これからの事だけど・・・」

優と向き合い、これからの事を話し合わなければならない。

「今回の件が無くても、俺は日本を離れるつもりだった」

「え?」

「勿論、優には一緒について来て欲しいけど、海外での基板が出来てからって思ってた
 だから、勝手に優が海外に行くのは一年後位って考えてた」

「付いていかない事は考えてなかったの?」

「考えてた。でも、長い事優に会えなかったら俺がダメになるから、優がついて来てくれなかったら3年を目処に日本に帰る事を考えてた」

『ちゃんと考えてくれてたのね。
 でも、忍さんがダメになるなんて信じられないわ』

「ただ、今回の事で、計画が前倒しになるかも知れないが、優は慌てないでよく考えてからどうするか決めてくれ」

「付いていくわ。でも、忍さんが考えているように、私も直ぐには無理だと思うの。私英語が全く話せないから、これから出来るだけ早く話せるように努力するけど・・・」

「優。俺について来てくれるのか。ありがとう。
 だが、この件の前に話し合わなければなら無い事があるだろ」

「え?話し合うこと?」

日本を離れる事ばかりが気になっていたので、他に話し合うことが思いつかなかった。
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