男の秘密
「美味しそうだ」
固まっていた優の頭上から声が聞こえた。
ハッとして顔を上げるとすぐ傍に忍の顔があった。
「!?」
驚いて後ろに身体を引いた優に、忍も驚いた顔をした。
「あ、すみません。近くて驚いたので」
真っ赤になって慌てていい訳をするが、何に対して謝っているのかも良く分からなかった。
「驚かしてゴメン。凄く美味しそうだったから、つい」
「そ、そうですか。好き嫌いを聞くのを忘れてたので・・・。」
「特に好き嫌いは無いけど、フナ寿司はちょっと無理だったなぁ」
その時の事を思い出し、苦笑している。
『フナ寿司って、確か滋賀の郷土料理だったわよね?そんな珍しい物、何時食べるのかしら』
「卵焼き、これって甘いの?」
「え。あ、甘いのが好きですか?」
「いや、逆に甘いのがダメで・・・。」
「良かった。これは出汁巻き卵です。祖母が関西の出身なので、うちでは卵焼きは出汁巻きなんです」
「うちも母が京都出身だからか、出汁巻きだったんだ」
「関東なら甘い卵焼きが好きな人が多いのに、何時もの癖で出し巻きにしてしまいました。好みが合って良かったです。何かうっかりし過ぎて恥ずかしいです」
「でも、食べ物の好みが同じだと分かって嬉しいよ」
恥ずかしくて真っ赤になった優に、嬉しそうに話す忍。
『嬉しくなるような言葉で慰めてくれる』
固まっていた優の頭上から声が聞こえた。
ハッとして顔を上げるとすぐ傍に忍の顔があった。
「!?」
驚いて後ろに身体を引いた優に、忍も驚いた顔をした。
「あ、すみません。近くて驚いたので」
真っ赤になって慌てていい訳をするが、何に対して謝っているのかも良く分からなかった。
「驚かしてゴメン。凄く美味しそうだったから、つい」
「そ、そうですか。好き嫌いを聞くのを忘れてたので・・・。」
「特に好き嫌いは無いけど、フナ寿司はちょっと無理だったなぁ」
その時の事を思い出し、苦笑している。
『フナ寿司って、確か滋賀の郷土料理だったわよね?そんな珍しい物、何時食べるのかしら』
「卵焼き、これって甘いの?」
「え。あ、甘いのが好きですか?」
「いや、逆に甘いのがダメで・・・。」
「良かった。これは出汁巻き卵です。祖母が関西の出身なので、うちでは卵焼きは出汁巻きなんです」
「うちも母が京都出身だからか、出汁巻きだったんだ」
「関東なら甘い卵焼きが好きな人が多いのに、何時もの癖で出し巻きにしてしまいました。好みが合って良かったです。何かうっかりし過ぎて恥ずかしいです」
「でも、食べ物の好みが同じだと分かって嬉しいよ」
恥ずかしくて真っ赤になった優に、嬉しそうに話す忍。
『嬉しくなるような言葉で慰めてくれる』