秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
「奈那子さんの安産祈願と柾貴の略奪愛にカンパイ!!」

「副社長・・・」

柾貴さんの眼鏡の奥の切れ長の瞳が副社長を恨めしく睨む。


「俺は奪っていませんから・・・」

「影で愛を育もうなんて・・・俺が許さないぞ!柾貴」

「俺と小池さんは付き合ってないし・・・」

「嘘付けよ!!永遠から小池ちゃんを奪い、キスしたクセに」

柾貴さんは副社長に事実を突きつけられ、口を噤んだ。


――――確かに私達はキスをした。


「んっ?小池ちゃん…なんでオレンジジュース?もしかして・・・柾貴の子がお腹に居るの?」


「居ませんよ!!副社長。俺と彼女はキスしましたが…その先はしてませんから・・・」

「キスは認めたか…柾貴」


冷静な柾貴さんが向きになって返す顔。

凄く可愛かった。


柾貴さんはヤケになってグラスのスパークリングワインを煽ると独り言を呟きながらキッチンに入った。

「柾貴さん?」

副社長の攻撃を一人ではかわしきれないと思い、柾貴さんを探す振りをしてキッチンに逃げ込んだ。

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