秘め恋シンデレラ~隠れ御曹司と甘く蕩けるKISS~
《9》甘いキスの理由

香音side~

キスがもっと長く続いていたら、カラダの力は全部抜けていた思う。

麻生さんのキスは甘く情熱的で、

キスの後の麻生さんの瞳も強烈だった。

私を愛しげに見つめる彼の瞳。

彼も私のコトがスキなんだと錯覚するほどだ。

彼の心が私に向けられてるならどんなにいいか・・・


キスの余韻に浸りながら週末を過ごし、月曜日・・・

月は師走に入り、今年も残す所1ヵ月。

「おはようございます」

「おはよう。小池」

麻生さんの様子は全く変わらず、私だけがドキドキしているだけ。

セフレならいいと口では言いながらも、麻生さん自身はセフレの関係を拒否るかのようにその場を逃げ出してしまった。



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