世界の終わりに
ー仕事場の本棚にユーリの設計図がある。これから、君の躰に何らかの不調が出たら、自分で直すんだ。いいね?
暖炉に火を灯していると教授が言った。
「わかりました……」
そして、私は続ける。
「……どうして、私を作ったのですか?
……どうして、私は教授の遺体を埋葬しなければならないのですか?……」
この世界が好きにさえならなければ、
きっと、私は教授の死に怯えることもなかっただろう。
きっと、教授がいない日々に怯えることもなかっただろう。
「…………私は、貴方が好きです。だから貴方を恨みます。」
どうして教授は、私に心を入れたのだろう。
心さえなければ、こんなに胸が苦しむことは無かったのに……。
「貴方はずるい……」
教授の目は悲しみに満ちていた。