世界の終わりに
5日目の朝がやってきた。
その日は、雲ひとつない晴れやかな快晴だった。それはひどく恐ろしい青空だった。
昨日、ソファで寝ていた彼は丸テーブルに移動した。
私が手を貸そうとしたが彼は断った。
きっと教授は最後の力をふりしぼって
死に場所を選んだのだ。
ー僕はここで死ぬよ。
教授が最後にコーヒーを飲みたいと言ってきたのだ。
私はキッチンでお湯を沸かた。
マグカップに液体を流し込み、教授の前に置いた。
しかし、彼はコーヒーを飲む為にマグを持ち上げることすらできなかった。
私はマグをもち、椅子に手を添えて、彼の口に流した。