そのキスで教えてほしい
「大丈夫か?」
「あ……」
すると、そっと崎坂さんがわたしの腰に手をまわし、自分の方へ抱き寄せた。
彼と体が密着してしまう。
けれど、崎坂さんにくっついたお陰で少しだけスペースができて楽になった。
「あ、あの、すみません」
「いいよ。俺だから」
彼がふっと笑ったのが耳元でわかった。
胸を鳴らしながらもう一度「すみません」と謝り、私は俯いた。
崎坂さんの香水の甘やかな匂いにクラクラする。
私の腰を抱いている腕に守られているような気がして、頬が熱くなってきた。
シアターがある階は六階。
それまで人が出たり入ったり。
ずっとドキドキしていてやっと六階に着いたとき、崎坂さんは私の右手を握ってエレベーターを出た。
あまりにも自然だったから、私は繋がれている手をぼうっと見つめていた。
崎坂さんの隣って、ドキドキするけど安心する。
気遣いや優しさにうれしくなってしまった。
「何見る? アクション、ホラー、……ラブストーリー?」
上映スケジュールを見て、崎坂さんがいたずらに微笑んだ。
「あ……」
すると、そっと崎坂さんがわたしの腰に手をまわし、自分の方へ抱き寄せた。
彼と体が密着してしまう。
けれど、崎坂さんにくっついたお陰で少しだけスペースができて楽になった。
「あ、あの、すみません」
「いいよ。俺だから」
彼がふっと笑ったのが耳元でわかった。
胸を鳴らしながらもう一度「すみません」と謝り、私は俯いた。
崎坂さんの香水の甘やかな匂いにクラクラする。
私の腰を抱いている腕に守られているような気がして、頬が熱くなってきた。
シアターがある階は六階。
それまで人が出たり入ったり。
ずっとドキドキしていてやっと六階に着いたとき、崎坂さんは私の右手を握ってエレベーターを出た。
あまりにも自然だったから、私は繋がれている手をぼうっと見つめていた。
崎坂さんの隣って、ドキドキするけど安心する。
気遣いや優しさにうれしくなってしまった。
「何見る? アクション、ホラー、……ラブストーリー?」
上映スケジュールを見て、崎坂さんがいたずらに微笑んだ。