私の嘘を完成させて

バサッと乱暴にタオルを
投げられれば

「拭け。」

と一言。

言い方をもっと優しく
出来ないのかよ…

まぁでも保健室にしか
タオルが無いみたいだから
正直助かった…

「…誰にやられた。」

頭を拭いていると
不機嫌なそうな声。

篠崎さんにやられました。
なんて言ったら
あの子は確実に退学になる。

あの子が退学になる事なんて
正直私にはどうでもいい。

だけど。

なんとなく自分で解決したい。

「…南那」

「何か掃除してた子で
下に誰もいないと思って
窓から水捨てちゃったらしい。
でも、謝ってくれたし。」

「ふぅん」

どうやら納得してくれたらしい。


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