私の嘘を完成させて

転校してきた日
神田さんには目を奪われた。

すごく綺麗なのに
どこか悲しそうで
人を寄せ付けないその空気に
私は一度でいいから
話してみたいって思った。

でも篠崎さんに目をつけられたと
分かってから私は神田さんに
話しかける事が出来なかった。

でも…今度こそは…

そう思ったのに…

また同じ事を繰り返す?

栄斗…

ドンっ

「愛菜…?」

涙で視界がぼやけて
それでも走った私は

「…えい…とっ・・・」

「どうした…」

一番会いたい人がそこにいた。

< 135 / 402 >

この作品をシェア

pagetop