私の嘘を完成させて
転校してきた日
神田さんには目を奪われた。
すごく綺麗なのに
どこか悲しそうで
人を寄せ付けないその空気に
私は一度でいいから
話してみたいって思った。
でも篠崎さんに目をつけられたと
分かってから私は神田さんに
話しかける事が出来なかった。
でも…今度こそは…
そう思ったのに…
また同じ事を繰り返す?
栄斗…
ドンっ
「愛菜…?」
涙で視界がぼやけて
それでも走った私は
「…えい…とっ・・・」
「どうした…」
一番会いたい人がそこにいた。