私の嘘を完成させて

「ごめん…堀さん。
アイスは皆で行って…」

「待ってるよ?」

「ううん。大丈夫。
長くなると思うから…」

「にしても、電話とかで
呼べばいいのにね。」

水没してしまった携帯は
修学旅行が終わったら
尚人さんがすでに
用意してくれていて…

いらない。と断ったけど
また何かあったら困るから
これは持っといてと言われた。

確かに、尚人さんから
電話とメールはきていた。

けど私から返事をする事はなくて、
痺れを切らした尚人さんが
取った行動は…
絶対逃げられない、校内放送。

「南那ちゃん?」

愁の言葉にハッとする。

「あ。ごめん!
とりあえず放課後行ってくるね。」

それからの午後の授業は
ちゃんと受けて…
嫌な時間は早くやってくる。

< 176 / 402 >

この作品をシェア

pagetop