私の嘘を完成させて

「目の下。」

「え?」

「クマすごいけど。
眠れなかった?」

「…ううん」

私の面倒を見てくれる代わりに
私の事を包み隠さずに話した。

全てを知っている尚人さんは
特に突っ込んでくる事もなく
真剣に私の話を聞いてくれた。

車で2時間ほど走った所に
その場所はある。

車から降りると尚人さんは
運転席にずっと座ったままで…

「ここから先は南那一人で
行っておいで。」

何時間でも待ってるから。と
優しい笑顔で見送ってくれた。

眠っている場所に近づくと
何故か全身が震えだすけど…

私は向き合わなくちゃいけない。




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