私の嘘を完成させて

「…きたよ。
お父さん、お母さん。」

もちろん返事なんか
返って来るわけなくて
途中で買ってきたお花を
花瓶に入れる。

手を合わせて

「…ごめんね。
もうすぐ終わるから。」

そう呟いて尚人さんの
場所に戻る。

尚人さんは何時間でも
待ってくれると言ったけど
たぶん15分も経っていない。

車に戻ると尚人さんが
驚いたような顔で

「南那?もう行ったの?」

「うん。もう大丈夫…」

「…そうか」

帰りの車はお互い無言で
気付いたら雨が降り始めていた。

家まで送り届けてくれた
尚人さんにお礼を行って
向かうのは自分の部屋。

終わったら彷徨の家集合ね。
って海が行ってたけど
どうもそんな気分にはなれなくて
鍵もかけずすぐさまベッドに
ダイブした。


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