私の嘘を完成させて
愁side

「南那ちゃんまだかな~」

ニコニコと笑う海は
南那ちゃんの帰りを
ペットのように待っている。

「嬢ちゃんの為に
上手い物食わせてやらねーと」

新は南那ちゃんの為に
キッチンに立っていて

「愛菜…呼ぼうかな」

栄斗は相変わらずの
愛菜ちゃんにぞっこん。

「心配?」

「ん。まぁな」

さっきから煙草ばかり
吸っている彷徨は
どうやらイライラしている様子。

そんな俺も…
墓参りに行くと言った
南那ちゃんの顔を見てから
なんとなく心配だった。

行きたくなさそうな
南那ちゃんの顔。

でも必要以上に
干渉しないでほしいと言った
南那ちゃんに聞くことは出来ない。

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