私の嘘を完成させて
俺の事を謎と言った南那ちゃん。
俺らからしてみれば
南那ちゃんの方が謎だ。
昨日のベランダの時も
あのままあそこにいたら
深い質問をしてしまいそうだった。
「なぁ、彷徨」
「ん」
「生徒管理してるデーターに
南那ちゃんもいるんだけど…」
「あぁ」
「南那ちゃんのだけ
ロックが掛かってる」
「・・・」
俺らは生徒管理をデータで
しているんだけど…
南那ちゃんだけどうやっても
そのデーターを見る事が出来ない。
軽いロックなら簡単に
解除出来るはずなのに
南那ちゃんには
頑丈なロックが掛かっている。