私の嘘を完成させて
寝付くまで傍にいると
言った尚人さん。
俺らは何となく
帰る気分にはなれなくて
南那ちゃんの家の
リビングにいる。
特に会話することもなく
テレビをぼーっと見てる感じ。
南那ちゃんの家は
女の子とは思えないほど
殺風景で、必要最低限の物しかない。
「お。なんだこれ」
栄斗がテレビの棚から
真っ白いDVDを取り出した。
「おい。勝手にやめろよ。
嬢ちゃんにだって
プライバシーってもんがあんだろ。」
「いや。普通の映画かもじゃん」
そう言って勝手にDVDの
再生ボタンを押す栄斗。