私の嘘を完成させて
尚人さんが言うにはこうだ。
私が引越しの挨拶をした次の日
あの彷徨という男に連絡をして
面倒を見てやってほしい。と
学校の行き帰りもお願いしたいと。
なんて迷惑な話なんだ…。
そしてあの5人組は尚人さんに
頭は上がらないらしい…。
「ねぇ。そんな事されて
私が喜ぶとでも思った?」
「そりゃあもう。泣きながら
喜んで尚人さん大好」
「黙れ」
「…はい。すみません。冗談です。」
「私なるべく穏やかに過ごしたいの。」
その時が来るまで。」
「南那…」
「人と関わることはしたくないし
学校の行き帰りも1人でしたい。」
「それで卒業したい。」
そう私がこの学校に来たのは
約束を守るため。
揺るがない私の意思を聞いて
尚人さんはため息をつく。