私の嘘を完成させて

勝ち誇った顔で篠崎さんは続ける。

「良いこと教えてあげる。
ここはね生徒会が
唯一見回りしない場所。
新しい体育倉庫が出来たから
ここはただの倉庫。」

「…で?」

「ほんとあんたのその顔気に入らない。」

生まれつきの顔なんだから
しょうがないだろ。

「もちろん教師も来ない。
しばらくそこで反省すれば?」

そう言われて勢いよく
扉を閉められた…

そして外からガチャっと
した音を聞いて
鍵を閉められたんだと判断する。

「…やられた」

埃臭くて真っ暗な倉庫は
小さな窓があるけど
高い場所にあるし
登れたとしても
きっと小さすぎて無理だ。

「あっ。携帯!」

ポッケに手を突っ込むが

「…鞄に入れたんだった。」

…ついてない。



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