【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち
「あっしに決まってるじゃごぜぇやせんか」
「「「植木?」」」
驚きの声があがった。
だけど植木さんは何か異論でもあるのかと言いたげな顔だ。
「確かによ俺ん時ゃ植木だった。でももう歳も歳だしよ」
「組長、あっしはまだ目で殺れやすぜ」
「そういう事じゃなくてきっとサッカーとかそういう走ったりとかそんな事を琉はやりたがると思うんですよ」
「結衣、それ心配してんのは結衣だけだ」
隼は笑う。
「そんなのは、やれと植木が若いもん動かしゃいい事だろ」
確かにそうだ。
それじゃやっぱり目で殺るぐらいの警護がいるって事なのだろうか。
極道の若頭として植木さんがつきっきりで教育していくつもりなんだろうか。
植木さんに躾けてもらえるのは親としてとて有難い
だけどそれが極道へ向けての教育となると両手をあげてバンザイとは言えない気分。