【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち
「すみませんでした」
「いえ、私に謝らないで下さい。極道と警察の関係もわかっています。自分達がいる世界も私なりにわかっていますから」
小川さんと中へ入ろうとしたので
「小川さんダメですよ。男のメンツがあるじゃないですか。待って下さいね。みんなに外に出てもらいますから」
私はそう言って中に入りみんなに廊下にちょっと出て欲しいとお願いすると笑いながら了承してくれた。
ゾロゾロと強面の男たちが出てくると少し身構えたようだが入れ替わりで中へと入って行った。
「結衣、二人だと大変な事になってるかもよ」
響さんが笑い小川さんも笑う。
「平気よ。五郎ちゃんは話のわかる男だから」
少ししてドアが開き廊下へと出てきたので
「五郎ちゃん許してくれたでしょ?」
「いや、謝らなくていい。お前はいい仕事したって」
「なにそれ…」
「結衣さんに自分の事を大事なもんと言わせたと何か褒められて」
「もう五郎ちゃん!」
中に入り五郎ちゃんの傍へいくと私の頭にまた大きくて重たい手をのせて
「あん人の立場も守ってやらんと。ここまで来た気持ちでもうよかとね」
本当に五郎ちゃんはカッコいいと思った。