【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち
廊下では五郎の気持ちを理解している男たち。
「これが極道や。結衣ちゃんの言う真の極道の姿やで。あんたもよう覚えとかなあかんで」
「真の極道か。手を妬かさんでくれたらなおいいんだけどな」
「それじゃ極道じゃねぇだろうよ」
悪を憎んで人を憎まず。
幹部たちも小川を憎んでいるわけではない。
それでも白と黒 警察と極道だ。
「記者が待ってるんで結衣さんお願いできますか」
「平良の男気に上機嫌で出てきなさるからうまい事お話しされると思いやす」
「結衣、記者の人が待ってるぞ」
「五郎ちゃんいってきますね」
急いで廊下に出ると私の顔を見た途端、
「言った通りでごぜぇやしょ」
植木さんが笑っていた。
奥野さんと遠山さんはこのまま帰るという事で淋しいけれど挨拶をしてその場で別れた。
小川さんたちと一緒にエレベーターに乗り談話室のようなところに案内された。
警察官の人とはそこで挨拶をして別れた。