【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち


形のある柔らかいものまで食事が進んだのでお土産の中から柔らかめのものを選んで五郎ちゃんにもあげた。



三浦さんは甘いものをあまり食べないけれど


「見舞いだから」



変な理由で一緒に食べてもらった。



包装紙についていた紐で私がリボンを作っていると



「器用に作るとね」


「これね、お花屋さんにいる時にブーケとか用とかで作ってたの。だから華やかでしょ」



懐かしくて何種類か作って見せた。



「それ」



リボンではなく細い綿の紐を五郎ちゃんが指さした。



手渡すとあの大きな手と太い指が不思議なぐらいよく動く。



「やるねぇ」



作っているものに見入った。



「あげ巻き結びいうばい」



「綺麗ね。初めて見たわ」



「そげんことなかとね。神社に行くと上にある幕についとっと」



「上の方?」


「四郎には縁のない世界だったとね」



あげ巻結びというのは、中央に編み込まれた模様から3つ輪が出来ていてとても綺麗だ。





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