【完】甘い香りに誘われて 5 極道×やんちゃな女たち
「司も結衣の事がフラッシュバックしたんだろ」
「えっ」
「結衣を危険な目に遭わせ怪我までさせただろ。それなのに俺も司も助けに行けなかったのが一生の後悔なんだよ」
「いや平気だったからいいってば。それより怖い思いを何度もしてるって」
「結衣、まじ勘弁してくれ。頼のむからいつもおとなしくしてくれ」
「十分わかってます」
無事であるから怒りながらも隼も笑い
怒られながらも私も笑う。
そう考えると私は人生の中で死んでもおかしくない状況がすでに3回もあったという事だ。
本当に十分だ。
もう嫌だ。
極道の中で平和に生きていく。
それが私の願いだ。
司も刑務所へ行かなくても大丈夫そう。
極道にも弁護士がいるそうだ。
その人は極道なのかと聞こうと思ったが言わずに飲み込んだ。
その代わり
「お豆腐いる?」
笑いながら聞くと
「司が喜ぶかもな」
「だよね。三浦さんも響さんも大笑いするのよ」
「大丈夫だ。結衣がやれば司は喜ぶ」
必要だじゃなく大丈夫だ。
ここが問題なようだ。
「隼、牢屋じゃなくて留置場という事も学んだよ」
大笑いすると隼もクスクスと笑いながら
「牢屋って言ったら司は泣くぞ」
「もう言わないって」
「結衣「しましまの服着てるなんて思ってないから」」
隼と顔を見合わせて吹き出した。