世界に幸せの旋律を。~君と私が綴る物語~
フィオーレさんは「ふぅ...」と軽く息をつき、

「じゃあ、ゆっくりしていってね、私メロちゃんとお喋りするの大好きだものー。」

と微笑みながら言い残し、梯子を立て掛け直して本整理の仕事へと戻っていった。

私もそんなフィオーレさんを少しの間眺めていた後「お仕事、頑張ってくださいね!」
とだけ言って、立ち上がりウキウキと隣の既に整理された本棚へと駆け寄った。





私はその後じっくり2時間程、フィオーレさんとのお喋りを楽しみながら欲しい本探しに熱中した。

フィオーレさんが気を利かせて「あれ、そろそろ外も暗くなって来るけど大丈夫かしらー?」と言ってくれなければ、もう1ー2時間位は時間に気が付かずここで本を探していられたと思う。

私は買う予定の7冊を大事に持ちながら、レジがあるカウンターに向かった。
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