恋の悪あがき〜甘い香りに誘われてⅡ
その後は、少し話したところで、ご主人の宮澤 葵さんが迎えに来て、都さんは帰って行った。


「佐伯ちゃん、都に負けないいい記事書いてよ?」

三奈さんが、ポンと肩を叩く。

「…はい」

さっき、大樹が都さんのことを呼び捨てで呼んだ事と、彼女を見つめる眼差しが頭から離れない。

「佐伯ちゃん、中庭に行こうか」


・・・・・


「誤解で、ややこしくなるといけないから言うわ。
都は、松田がずっと片想いしてた女性なの」

ああ、やっぱり…
予想どおりの事実に、心は複雑だ。






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