二度目の恋


『……信じられないっ』


怒りを通り越して呆れてしまう



ごめん、なんて言いながら
ちゅっ、とキスをする

『許すわけないでしょ?』


そう言うと、またごめん、と言って
ちゅっ、とキスが降りてくる

何度も繰り返される
いい加減、鬱陶しさを感じる


『わかったって、もういいからっ!』


それでも止まないキス
「……美奈」


甘い声で呼ばれる
そんな声で呼ばれたら……


『……一輝……今日は我慢』


そう言うと、拗ねたように
わかってる…といいながら
私の首に顔をうずめてくる


可愛いったら、ありゃしない。



「美奈……近いうちに遥輝と一緒に親父のところへ行こう、タイミングが合えば起きている時に会えるかもしれない」


あれ以来、行っていない
遥輝もってことは多分、これが最後になるんじゃないかと思った
< 164 / 269 >

この作品をシェア

pagetop