共犯者
二章
僕はこのチャンスにすべて本当のことを居う。
だか解釈の仕方では、僕がここに立ってる事が共犯だとも思えてくる。
まぁ今はそんなことどうでもいい。

裁判官の指示で上の人間も被告側についた。
裁判は下の人間と上の人間を被告にいれて
再開した。

今も皆から見えない角度で重圧をかけてきている。
いつもの僕ならすぐ逃げるはずだが
今回は全然怖いという感情が芽生えなかった。

上の人間の仲間たちが明らかに動揺している。これは?と思い僕は発言した

「あいつらも共犯か?」

「被告人どうしましたか?」

「あの人たちも共犯じゃないかと思って」

「は…?やってね…やるわけねぇーじゃん」

「やっただろ嘘つくなよ」

と実行犯と疑わしき上の人間が叫ぶ

こいつもこいつで必死だな
ちょっと嬉しい。
母親はまだ泣いている。

見苦しいな。


僕の心はだいぶ汚れてしまったようだ。
自分で自覚できるぐらいに。
隣にいる上の人間より上に立った気分だ。
オーバーに言えばほぼ神になった気分。

下の人間でも度胸と勇気が少しあれば
上の上に立てるのか。

裁判の結果は僕以外のクズ達が有罪

僕は無罪となり幕を閉じた。

外に出て新鮮な空気をすって叫んだ。
「クズどもがまとめて排除が出来たぁあ
これもどれも僕の力だ。下の人間だから
とか思ってるからお前らは弱いんだよ。
上に刃向かえよ!そんぐらいしてから
弱いって発言しろよ。このクズどもが」

30分前まで同じ地位のやつに叫びたくなったから叫んでみた。
周りのやつは変な目で見ている。
今はそんなのどうだっていい。
「今僕は神だ。初めて刃向かい勝った。
勝てないお前らはクズだ」

僕は上の人間をぶっ殺し実行犯側に立ってやる。


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