双姫 Ⅱ


『だ、駄目!』


ベッドに押し倒され、動けない。


「何が?」


何がって…!


「もしかして期待してる?」


『ッ/////』


いつもの類ならこんな事言わなーい!!!!


「期待されたら応えなきゃな?」


『…え……んん!?』


「紘先輩にまだ手を出すなって
言われてたけどもう限界…。」


紘にぃそんな事言ってたんだ。


『うぁ…え、えっと……。』


私だって別にしたくない訳じゃないけど…。
類は酔ってるんだし、心の準備も出来てない!


「朱音、愛してる…。」


「ッ/////」


好きな人に求められて
拒否する人は居るだろうか。


『優しく…してね?』


そして、二つの影がベッドに深く沈んだ。


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