奪うなら心を全部受け止めて
「そうよね」
だけど、...。
今を大切にしないといけない。こうして一緒に居られる時間。何より大事な時間
いつも幸せでいられるのか、先は解らないのだから。
全く...、私は学習能力がないのか...。素直にならないと損なんだからね。
喉元過ぎれば熱さを忘れるって言うじゃないか。だから、寂しくて辛かった事、忘れちゃダメだ。
気がつけば、優朔の唇、私の唇を塞いでいた。
チュ。
「ん…何考えてた?…ん?また良からぬことか?」
髪を撫でられた。熱っぽい瞳が見つめる。
素直で可愛い女で居たい。
「優朔の事…んん、ん」
意外って顔する。確かに違う事考えてたから、その顔、当たってるけど。
「ふ〜ん。それは嬉しい限りだな」
あ。腕を取られ頭上で拘束された。
「嘘ついた罰。何しようかな〜」
唇をゆっくりと食まれ、獲物を捕らえたような目に変わった。すっかり妖艶な男に変身してしまった。心臓が高鳴り続ける。
別に余所の男の事とか考えてた訳じゃないのに...。罰を与えられるに値しない。疑っていたって、それはヤキモチよ。
これは冤罪よ!名誉棄損よ?
片手で脱がされていく。
「…このホクロ、色っぽいよな。俺、顔見なくても、身体見ただけで佳織って解るかも。
肩のこのホクロも、うなじの左の小さいホクロも、...脱がさなきゃ見えない場所、ここの二つ並んだホクロも、...全部解るかも。...覚えてる」
え...、もしかして罰ってこれ?
妙な言葉攻めの罰?ホクロあるある攻め?
そんな…じっくり見ないでほしい。