奪うなら心を全部受け止めて

「いつも、...美味しく頂いてるだけじゃないからな?この身体...、よ〜く知ってるつもりだよ?」

ゾクッ、ブルッ。嫌、もー、嫌。絶対わざとだ。こんなの優朔じゃない。普通がいい、普通が。

「...はぁ、もうこの程度で限界だなあ。言葉攻めとか、変態プレイにでも持ち込んでみようかと思ったけど、...疲れた。慣れない攻めはするもんじゃないな...」

ほぅ…。解放される。
えいっ。
隙をついて優朔を反して上になり、されたように腕を拘束した。
下にされた優朔は驚いた顔をしていた。

「クスクス。驚いた?罰の罰よ。どうして欲しい?」

得意げに言ってみた。

「...佳織が欲しいです」

あっと言う間に腕を自由にすると、私の顔を包み下から口づけられた。

もう降参だ...。私も疲れた。慣れない事はするものではない。普通にしたい。
脱力した事はすぐにバレた。口づけながら優朔が軽く笑った。
ん、もう。負け試合に挑むもんじゃなかった...。

「ずっと好きで欲しいモノなの」

「ん?」

「私の欲しかったモノがここにあります、居ます。...お帰りなさい。優朔、沢山愛してほしい...お願い…」

「ああ...勿論。...朝までな。...ずっと、だ...」
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