片道のRe:
「城崎先輩かぁ。もしかしてワカ、一目惚れ!?」

「ちっ、違う! 普通にかっこいいなって思っただけ!」

「きゃー! ついにワカにも好きな人が!? これはみんなに報告だー!」

「バ、バカ! やめて!」


そんなことをされたら、噂話が脱兎のごとく駆け巡るに決まっている。

小学校の時もそうだった。
あの子は誰が好きだの、誰が誰に告白しただの、甘い蜜を見つけては、みんなよってたかってオーバートーク。

かくいう私も、群がる蝿の一人だったのだけれど。


「お願いだから誰にも言わないで!」

「あははっ、冗談だよ! 言わない言わない!」

「約束だからね!?」

「もちろん!」


モモは小学校の頃からずっと仲の良い友達。
この笑顔に嘘はないと、信じていた。

……信じていた。

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