桜の降る日に


「落ち着いた?」


翠はそう言って温かいお茶を渡す。


街中じゃあ目立つし話もできないから
俺の家に移動した。


『くるみが居ない間家事面倒だったんだけど。』


遠回しに
またここにいろよ。って言うと

くるみはまた


泣き始めるんだ。


「大和女の子は泣かせちゃいけないよ?」


『泣くなよ。』


そう言ってまた頭を撫でるとさらに涙が止まらないらしい。



「大和……お前……だめだな。」



赤髪のヤンキーにもダメ出しされる始末。


「まかせとけ!」


そう張り切って


「一発芸してやるぜ!見とけよ~!
自動改札機の中!」


緋里が変な動きをして一発芸をする。

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