掌
「え……何?急に…?」
不安を隠していた笑顔が、苦笑いになってしまう。
達也の発言にあたしは動揺してしまったから…。
「…真奈美ちゃんに、愚痴ってるんだろ?俺が殴る事。」
達也が呟く。
「え…。」
愚痴ってはいないけど、真奈美に、殴られる事を言ったのは事実……。
でも、なんで達也がその事知ってるの?
心拍数が徐々に上がっていく……。
達也はそれでも、淡々と一人言のように話し続けた。
昨日あった出来事を。