ロールキャベツは好きですか?

ベッドを抜け出し、朝食に行き着く頃には、日はもうかなり高くに昇っていた。

「はい。完成です」

家にあったもので、祥吾くんが、簡単な朝食を作ってくれた。

食パンを焼いて、その上に塩をふったきゅうりを乗せた。
おかずは目玉焼きとカリカリのベーコン。
果物として梨を剝いた。

「ふたりで朝ごはんは、2回目だね」

「そうですね」

以前は雑炊を作ってくれた。
家にある残り物でちゃっちゃか作ってくれる祥吾くんを本当に尊敬しちゃう。

「梨は祖父がくれたものなの。親戚が送ってきてくれたんだって」

「俺も大家さんにいただきましたよ。梨好きだからすごく嬉しかったです」

パリッと音がなる食パンを囓る。温かいパンは本当に美味しい。
でも何より、誰かと一緒に食べる朝食はそれだけで美味しい。

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