あの夏の日 #6
…………

な、何か急に教室が静かになり全体を見回すと皆がギョッとした顔をしていた。

後ろの席の姫衣は、赤くなるくらい笑い、前の席のせいちゃんは黒板の方を見てノートをとっていた。

「あっ、えぇーっと…」
どう誤魔化そうか考えながら、立っていた。

「本川さんっ」
「はい…」

ゆっくりと腰を下ろし、ちゃっかり座った。

先生の体全体からプレッシャーを感じさせるようなオーラが発されていた。



折角、楽しい楽しい野球観戦してたのに…


不貞腐れながら、授業に戻った。


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