あの夏の日 #6
人だったぁ…
人を下敷きにしていた。

重かっただろうな…
そんな事を考えていると、

「ふはぁー、」
まぶたの上からさらにガードしていた左腕が、どけて顔が見えた。


「あぁっ…」
絶句。
私は、二度も同じ人とぶつかった。
それも、今回は守られた。
好きな人に…

先輩は、制服を払いながら立ち上がり

「大丈夫だったぁ?俺、今日、人にぶつかるの2回目なんだぁ。」

そう言いながら、振り返り
「はぁぁぁ?!」
目を丸くしている。
そりゃ、そうだよね。





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