starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
その頃の理桜は相変わらず床に座り込んだままだった。その時戸が開いた。

「姫?」
「……簾音さん…何?相変わらずノックもしないで」
「簾音で構いませんよ。それにノックする間すら惜しいのですが?」
「…もぉ…それに『姫』じゃなくて良いってば」
「お名前でお呼びするのは正式に決まってからと決めましたので、名字の姫野様から。…と何度目ですかね、この説明。」

そう、簾音は理桜のことを姫と呼ぶことにしていた。

「もういいよ…なんだった?」
「いえ、玄馬様と一緒にすごすティータイムを拒否されていたので。」
「拒んでる訳じゃないのよ…」
「はて…それは一体?」
< 151 / 246 >

この作品をシェア

pagetop