starlight kiss~俺様御曹司と泣き虫姫君~
「冷たくていつも距離を置いてらっしゃいます故私も気にしておりました。」
「青山!」
「失礼。」

フフッと笑いながらもどこか楽しそうな玄馬を見て執事の青山もまた、嬉しくなっていた。
一方の理桜はなんだか戸惑いを隠せずにいた。いつも時折見かけていた玄馬とはなんだかイメージが異なっていたからだ。

「理桜?どうした?」
「ううん?」
「でも楽しそうに最後は話もできてて良かった。どうせなら仲良い友達、男の子でも居ても良いものだしね。」
「そうだな。イメージが違っていたとか…実際話してみてどうだった?」
「…なんか驚いた。だってあんな風に笑うの見た事なかったから。」
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