生きる。



「由茉、うるさい。」


「颯に言われるなんて。」


「どういう意味だよ。」


「颯はなんで彼女作らないの?」


「好きな女がいないから。

ってか急になんだよ。」


「なんとなく。」


「ふーん。」


「それより颯さん。

宿題わからないところがありまして。」


「そういうときだけ下からかよ。」


「いいじゃん。お願い。」


「どこ。」


「ここと、ここと、ここと、ここと、ここ。」


「多いな、ずいぶん。」


「お願いしまーす!」


なんだかんだ言いながらも教えてくれる颯。

颯のおかげで宿題もこれで終わり。

颯がいると短時間で

理解できるから本当に助かる。


「颯匂い変わった。」


「おう、香水変えた。」


「今の方が好き。颯っぽい。」


「じゃあこれからはこれに落ち着くかな~。」


「とか言いつつ、よく女物の匂いするけどね。」


「うるせー。」


「颯ってさ、最近私には冷たいよね。」


「そんだけ心開いてるってこと。」


「嬉しいけど悲しい。」


「どっちだよ。」


「他のみんなは私には優しいから。」


「由茉、それは颯なりの優しさだよ。」


私と颯の会話に爽が入ってきた。


「もう少しわかりやすくしてよね。」


「はぁ?なにそれ。」


笑いながら颯がいった。


ま、嬉しいんだけどね。

素見せてくれて。


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