明日へのヒカリ


聖矢兄ちゃん、あの頃から全然変わってない。


私が優太に会いに行くと聖矢兄ちゃんが居て、必ずイチゴ味のアメを私の手のひらに乗せてくれていた。


食うか? って聞いてるのに、きっと要らないって私が断っても、私の手に無理矢理にでも持たせようするんだろうな‥‥‥なんて考えたり。


もしかして、ずっとイチゴ味のアメを持ち歩いていたのだろうか?


そう考えると、聖矢兄ちゃんなら有り得そうで、クスリと笑ってしまった。


そこで、ふと疑問に思い立ち止まる。


「優太に会いに行く?」


会いに行くって‥‥‥どこに?


私がそこまで考えた時、キィィイイインと、頭に激痛が走った。


「‥‥っ! くっ‥‥!!」


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