明日へのヒカリ


何? なんなの?

思い出すことを、頭が拒んでる‥‥‥?


どうして?

分からない。

私の思い出したいことは、すぐそこにある。

少し手を伸ばせば届くところにある気がする。

記憶に薄い白いカーテンが引かれているみたいな感じだ。

もう少しで思い出せそうなのに、頭に走る激痛が思い出すのを邪魔をしてくる。


「はぁ、はぁ‥‥‥」


とりあえず私は、考えるのを中断した。

すると、今の激痛が嘘のように引いていく。


私、きっと大事なことを忘れてる。

一番忘れちゃダメなことを忘れてる‥‥‥。


そんな気がしてならなかった。


‥‥‥とにかく、帰ろう。


今は、家に帰るのが先だと思い、私は、足を進めたのだった‥‥‥。


< 142 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop