知らない貴方と、蜜月旅行
「お待たせ。今日、アールグレイ買ってきたんだぁ」
「あ、美味しいよね!私も好きだよ」
紅茶とケーキを用意して、一口食べると、甘い生クリームが私の心を満たしてくれるような気がした。
「あんね、久未…」
「うん」
紅茶を一口飲んでから、話を切り出した。久未は私の目を見て、真剣に頷いてくれた。
「多分、ツッコミどころ満載だと思うんだけど…」
「なに…?」
「……亮太とは、結婚してないんだ」
「は…?」
うん、こうなると思った。でも私が久未なら、きっと私も同じ反応してたと思う。
「ちょっと待って…。えぇと、あの時旅行から帰ったらって、私に言ったよね?」
「うん、言ったね」
「沖縄には行ってたってこと…?」
「うん、行ってたよ」
「誰、と…?」
久未はパニックになっていた。そりゃそうだ。亮太と結婚するって、幸せに語ってたんだから。
「蒼井さんって人。蒼井吏仁さん。そして……私の夫」
「え、夫…?ごめん、なに、全然分かんないっ」
「うん、だよね。ザックリ話すから聞いて?」
「……うん」
突然、知らない男の名前を出されて〝夫〟だと言われても、余計パニックになるだけだよね。
「あ、美味しいよね!私も好きだよ」
紅茶とケーキを用意して、一口食べると、甘い生クリームが私の心を満たしてくれるような気がした。
「あんね、久未…」
「うん」
紅茶を一口飲んでから、話を切り出した。久未は私の目を見て、真剣に頷いてくれた。
「多分、ツッコミどころ満載だと思うんだけど…」
「なに…?」
「……亮太とは、結婚してないんだ」
「は…?」
うん、こうなると思った。でも私が久未なら、きっと私も同じ反応してたと思う。
「ちょっと待って…。えぇと、あの時旅行から帰ったらって、私に言ったよね?」
「うん、言ったね」
「沖縄には行ってたってこと…?」
「うん、行ってたよ」
「誰、と…?」
久未はパニックになっていた。そりゃそうだ。亮太と結婚するって、幸せに語ってたんだから。
「蒼井さんって人。蒼井吏仁さん。そして……私の夫」
「え、夫…?ごめん、なに、全然分かんないっ」
「うん、だよね。ザックリ話すから聞いて?」
「……うん」
突然、知らない男の名前を出されて〝夫〟だと言われても、余計パニックになるだけだよね。