知らない貴方と、蜜月旅行
「ちょっと…!」
「なに。つーか、消えてくれる?うちの奥さんのご機嫌取らないといけないから」
「あ…えと、はいっ…、すんませんでした!」
吏仁が男に向かってそう言えば、さっきまでグイグイきてた男が、さっさと逃げ出す始末。そんなすぐに逃げるくらいなら、最初から声かけなきゃいいのに。
「こっち来て」
「な、なにっ?!」
男がいなくなってすぐのこと。吏仁に腕を引かれ、プール内を歩かされて、連れてこられた場所は、ほとんど人がいない影になった場所。
「紫月のご機嫌取らないと、な?」
「い、いいよ…!もう、機嫌なら直ったから!」
わかんないけど、なにか身の危険を感じて、吏仁の鍛えられた胸板を押し返すも、手首を掴まれ、力のある瞳で見つめられれば、たちまちその瞳に引き込まれ動けなくなる。
そして、耳元で囁く──
「キス、しようか。それとも、それ以上のことしてみようか」
「……っ、」
今までに感じたことのない、このゾクゾク感。冗談で言っているとは思えない、本気の顏。
「や、ダメっ…」
「ダメ?顔は俺を欲してるくせに」
「なに。つーか、消えてくれる?うちの奥さんのご機嫌取らないといけないから」
「あ…えと、はいっ…、すんませんでした!」
吏仁が男に向かってそう言えば、さっきまでグイグイきてた男が、さっさと逃げ出す始末。そんなすぐに逃げるくらいなら、最初から声かけなきゃいいのに。
「こっち来て」
「な、なにっ?!」
男がいなくなってすぐのこと。吏仁に腕を引かれ、プール内を歩かされて、連れてこられた場所は、ほとんど人がいない影になった場所。
「紫月のご機嫌取らないと、な?」
「い、いいよ…!もう、機嫌なら直ったから!」
わかんないけど、なにか身の危険を感じて、吏仁の鍛えられた胸板を押し返すも、手首を掴まれ、力のある瞳で見つめられれば、たちまちその瞳に引き込まれ動けなくなる。
そして、耳元で囁く──
「キス、しようか。それとも、それ以上のことしてみようか」
「……っ、」
今までに感じたことのない、このゾクゾク感。冗談で言っているとは思えない、本気の顏。
「や、ダメっ…」
「ダメ?顔は俺を欲してるくせに」