変人で最強の女と俺様

暫くして気づいた


いなかったんじゃなかった、分からなかったと言った方が正しかった


最近、歌菜恵が変装している姿を見ていなかったから気づかなかった


隣から小声で「竜司くん、竜司くん」って呼ばれてやっと歌菜恵だと気づいた


俺も小声で


竜「なんだよ！」


歌「学校では、あんまり話しかけないでね。目立ちたくないから」


竜「分かった。けど、お前その姿いい加減やめろよ！獄道も潰したし俺もお前の正体知ったんだから…」


歌「えっ！私この姿、気に入ってるんだけど…可愛いでしょ」


竜「何処がだよ、まぁ嫌なら無理にとは言わねぇけど…」


歌「じゃあ、このままでいよう！」


俺達は気づいてないが、十分目立っていた


クラスの女子にとっては、俺が女子と話してるのが珍しいらしく歌菜恵にかなりの嫉妬が出てきたことは俺たちには知らなかった



そして、その嫉妬が歌菜恵を傷つけることになることも…