変人で最強の女と俺様

歌菜恵side

放課後私はクラスの女子に呼び出された


だから私は今日も課題を終わらせて裏庭へと向かった


それにしても、女子に裏庭ってあの状況だよね


一方的にやられるやつだよね…


少し見てみたかったってのもあるけど、嫌な気持ちもあるような…


変な気持ち


ク女「あっ！来たよ。」


ク女「本当だ。マジで来るとわ思わなかったわ」


そう言ってクラスの女子達はキャハハハと笑っていた


歌「何のようですか？用がなければ私帰りますよ」


ク女「待て！何逃げようとしてんだよ。あんたは私達の竜司様を取るつもり？」


竜司様？


すごいね竜司くん、竜司様って呼ばれてるよ


よっぽどモテるんだね


竜司くんのどこがいいのやら


ク女「ねぇ聞いてるの？」


歌「あっ！すみません…少し考え事をしてて」


ク女「ふざけんじゃないわよ！」


パチンッ！


痛い…


頬が熱くなるのがわかる


ク女「あんた何様なわけ？言っておくけど、これから先竜司くんに近づいてみなさい、私があなたをボコボコにしてあげる」


そう言って女達は去っていった


そして…


歌「何をさっきからじろじろ見てるんですか？」


木の上から覗いていた男に話しかけた


？「へぇ〜気づいてたんだ〜いつから？」


歌「ここに来た時からです」


？「あれから随分育ったもんだね」


歌「あなた私を知ってるの？」


？「うん！それより、いずれ迎えに行くよ。じゃあね」


歌「ちょっと待ちなさい」


けどもう遅かった


一瞬目を閉じただけで彼はいなかった


何者だろう


あの謎の男にあって一週間がたった


私はあの日から学校では竜司君とは話さない


だから、時々喋りたくなる時は図書室へ行って氷くんとお喋りしている


氷くんは休み時間のほとんどがあの図書室で本を読んでいるのだ


たまに恥ずかしそうに本で顔を隠すのが可愛くて癒される


そんな感じで普通に暮らしていた一週間だったが、6時限目に事件は起きた


私言ったはずなんだけどなぁ、ライちゃん（先生）に目立ちたくないって…


そう目で合図を送った


ライちゃんはジェスチャーで…


すまんけど、これもクラスのためだって


何で私が体育大会で全部の種目に出なきゃいけないのよ！


目立ちたくないって言ったのに


まぁ、運動が良くてもあんまり目立たなさそうだからいっか


けど、体育大会終わった後は私疲れて死んでるかもしれない…


けれど、体育大会終わった後は期末テストだ


結構寝れそう


前回の中間テストは見直ししてなくて一つだけ99点だった


だから今回は10分で問題解いて見直ししてから寝よう


そしたら残りの40分は寝れる


ク女「何あの子、気持ち悪いぐらいニヤけてるわよ」


ク女「きっと雷闘の姫にな・れ・たっていう妄想でもしてるんじゃない？」


ク女「キャハハハハハ、あり得るそれ…あんな顔だもんしょうがないよ」


そう言って笑い続けていた女子の言葉には気づかず、ずっとテストのことを考えていた