変人で最強の女と俺様
その日から境に私はいじめを受けている


いい加減何もない生活に飽きていたんだよね


いや何もないわけではないけど…


私いじめに憧れてたんだよね


私がいじめられてるところにヒーローが表れてそのままその男と私はハッピーエンドになるのが憧れてたんだけど、流石にそれはないよね…


そんな訳で少し楽しみが増えました


そんなこんなで2週間が過ぎいよいよ体育大会がきたのです


体育大会では最初に理事長からのお言葉ってのがあるんだって


私ここの理事長ってどんなのか知らないんだよね


真面目な人なのかな


それとも熱い人なのかな


先「それでは、理事長からのお言葉です」


あっ来た!


ん?私が想像してたのと違う!


お爺ちゃんみたいな顔してるのかなって思ったら、結構若いんだね


何才ぐらいだろう?


ライちゃんと同じくらいかな?


理「えー…えっーと、体育大会頑張ってください」


何だ…


真面目系か…


面白くないなぁ


理「あと、体育祭で汗かいたら絶対臭いですね」


全員「…」


何この人!


いきなり何言ってんの?


陽「真面目かと思ったら、親父ギャグかい!」


えっ!親父ギャグだったんだ!


理「あははは。気付きました?」


陽「気づいたわ!」


あっ!ライちゃん手で頭抱えてる


困ってるんだね笑笑


先「理事長真面目にやってください。」


理「やっぱり、俺には真面目には向いてないんですよ」


先「そういう問題じゃなくて…」


理「それでは始めましょう。体育大会開始」


パンッパンッ!


開始の合図が鳴った


私これから全部の種目をやらなきゃいけないんだ


嫌だな


竜司くんなんか張り切りすぎて熱気がこっちにも伝わってくるよ


氷「大丈夫か?顔色悪いぞ?」


歌「そりゃあそうだよ。私全部の種目をやらなきゃいけないんだよ?きっと、帰りになると歩けなくなるぐらい足ガクガクしてるんだよ」


氷「じゃあ、俺がおんぶして家まで送ってあげる…」


歌「氷くん…ありがとう。私こんなにいい友達がいて幸せだよ。よし!氷くんの為にも、今日はなるべく軽く走るようにするよ。そしたら氷くんも迷惑かからないでしょ?」


氷「あ、あぁ…」


竜「誰が軽くだって?」


歌「げっ!竜司くん!」


竜「何が「げっ!」だぁ!いいか歌菜恵…俺は優勝するためにここに来たんだ。お前がもしも軽く走ったりするのなら、もう犬になんか一生触れさせねぇからな!」


歌「ぇえーーー、そんなぁ〜…ごめんね氷くんやっぱり今日氷くんに迷惑がかかるかもしれない」


氷「俺はいいんだ…」


歌「本当ごめんね。じゃあ、私もう行かなきゃいけないからまた後でね。氷くん」


竜「おい!俺は?」


歌「竜司くんは家であってるでしょ?それと学校では話さないでって言ってるでしょ。」
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