変人で最強の女と俺様
竜「今日ぐらいいいじゃねぇか⁉︎」


私は無視して集合場所へ向かった


体育委員らしき人が私に教えてくれた


「貴女は前から3番目の一番左のところだから」


そう言ってほかの子にも教えに行った


親切な子だなぁ


100メートル走かぁ


よりにもよって竜司くんが張り切っていたら、私が本気を出さないと絞め殺されるじゃないか!


「位置についてよーいドン!」


一番初めの子達はゴールに向かって全速力で走って行った


なんか熱気が感じる…


ここの学校って体育大会が中心だったことすっかり忘れてた


何で私この学校に入ったんだろう?


女「ほら!あなたの番よ!さっさと行きなさい」


えっ!いつの間に私の番が来てたの?


はぁ〜…本気を出さなきゃ殺される


「位置についてよーいドン!」


ドシャ!


私は全速力で走り出そうとしたが、誰かが私の足を引っ掛けられ転んでしまった


女「いい気味」


走っている女達も少し笑っていた


上等じゃないか!


私に足を掛けたのが運の尽きね


おかげでやる気がでたわ


一番前の子は?


ゴールまであと5メートルってところか…


ふっふっふっ、見てなさい!


女ども私は勝つわよ!(♯`∧´)


私は全速力で走った


なぜか久しぶりに走っていることが気持ちいと思った


多分、今まで行事でこんなに燃えたのは初めてだからだと思う


もう少しでゴールしかけた女の子は私が抜かして二番目にゴールした


私がゴールした時、なぜか周りが静かだった


小鳥の鳴き声が聞こえるぐらい静かだった


歌「えっ!私ゴールするとこ間違えた?」


その静けさについ心の声が漏れてしまった


パチパチパチ!


誰かが拍手をしてくれたおかげで静けさはなくなって歓声の声が聞こえた


誰だろう?


竜司くん達かな?


竜「歌菜恵お前やるじゃん!なあ、氷龍」


氷「あっ、あぁ…凄かったぞ」


佐「あんた中々やるもんだね」


陽「なっ!何で俺よりも速いねん!」


古「良くやった!えらいぞ歌菜恵!俺はお前があんなに速いとは思わなかったよ」


歌「えっ!あ、ありがとう…」


女「待ちなさいよ!」


私に声をかけてくれたのは、私をいじめてる女だった


歌「何ですか?」
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