またね
どうしよう。ばあちゃんに言わないとだめかな…

「ああああおおおいいいいい!!」

あっ、芽衣の存在忘れてた。これはまさかめんどくさい奴じゃ…

「もおおおおおおおおおお!!葵!!すっごい心配したじゃない!」

「ごめんね、芽衣」

「本当に、病院に来てからも意識がないからもう目覚めないんじゃないかっておもっちゃったよ~」
芽衣は泣きながらこんなこと言ってるけど、実際3時間ぐらい寝てただけだからね。ほんと心配性なんだから。

「あ、そうだ芽衣、家の事いわないでくれてありがとう。」

「いいえ!約束したじゃない。絶対にいわないって。
そうだ、どうするの?連絡するの?」

「う~んばあちゃんにだけしようかな。どうせお父さんに言ってもこないだろうし。」

「そっか、わかった。じゃあ連絡する?」

「うん、そうしようかな」

「じゃあ私は何か買ってくるよ。何かほしいものない?」

ほしいものか…

「飲み物お願いしていいかな~??」

「了解!じゃあいってくるね!」



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