ヒーロー(ヤンデレ)が死亡しました

「ひ、ひいいいっ!すみませんっす!い、いや、彼女の手に触れたとかで、首絞めないで下さいよー!」

尻餅をつきながら、後ずさり。ズボンに穴が開くよと心配してしまうようなハイスピードで、私と距離を取るなり。

「いや、今のは不可抗力っしょ!誰だってあの場面じゃ、彼女なりの優しさに、手を払う方が失礼かと。え?肌触り?ーーすっげー温かくて柔らかい手でした!ぐえっ!ぎ、ギブギブ……、しまっ、しまる。か、彼女に惚れるのは、しないので、ど、どうか、祟らないで下さ……ぐえ」

一人芝居では済まされないーー彼がいたら有り得そうな想像を現実に持ち出してきた。

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