あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
「私が作れるものならいいですが」
「前に俺に作ってくれたハンバーグが食べたい」
静岡に来てしばらくしてからのことだった。あの日、小林さんに私は初めてハンバーグを作った。で、いきなり折戸さんがやってきて、私のマンションのリビングで、三人で食べた。あれから随分時間が流れた気がする。あの頃よりももっと小林さんが好きになっている。
「わかりました。美味しいと言って貰えるように頑張ります」
玄関先で小林さんはキュッと私を抱き寄せた。そして、急にバッと私の身体を自分から離した。
「ごめん。俺、汗臭いよね。先にシャワー借りていい?」
「はい。あのビール飲みます?」
「あるの?」
「今日スーパーで買いました」
「シャワー浴びたら貰う」
小林さんはニッコリと笑うと持っていた紙袋の中を私に見せた。その中には男の人の着替えらしきものが入っていた。
「泊まっていいよね」
私がドキドキしながら頷くと小林さんはチュッと私の髪にキスを落とす。シャワーを浴びていて良かったと思うのは少しだけ私の胸に芽生えた女心。
「はい。ゆっくりしてくださいね」
「じゃあ、入ってくるよ」
そういうと、小林さんは自分の持ってきていた紙袋から着替えを取り出すと、スーツの上着とネクタイを外してからバスルームに向かう。小林さんがバスルームに消えるとホッと息を吐いた。
「前に俺に作ってくれたハンバーグが食べたい」
静岡に来てしばらくしてからのことだった。あの日、小林さんに私は初めてハンバーグを作った。で、いきなり折戸さんがやってきて、私のマンションのリビングで、三人で食べた。あれから随分時間が流れた気がする。あの頃よりももっと小林さんが好きになっている。
「わかりました。美味しいと言って貰えるように頑張ります」
玄関先で小林さんはキュッと私を抱き寄せた。そして、急にバッと私の身体を自分から離した。
「ごめん。俺、汗臭いよね。先にシャワー借りていい?」
「はい。あのビール飲みます?」
「あるの?」
「今日スーパーで買いました」
「シャワー浴びたら貰う」
小林さんはニッコリと笑うと持っていた紙袋の中を私に見せた。その中には男の人の着替えらしきものが入っていた。
「泊まっていいよね」
私がドキドキしながら頷くと小林さんはチュッと私の髪にキスを落とす。シャワーを浴びていて良かったと思うのは少しだけ私の胸に芽生えた女心。
「はい。ゆっくりしてくださいね」
「じゃあ、入ってくるよ」
そういうと、小林さんは自分の持ってきていた紙袋から着替えを取り出すと、スーツの上着とネクタイを外してからバスルームに向かう。小林さんがバスルームに消えるとホッと息を吐いた。