あなたと恋の始め方②【シリーズ全完結】
オートロックの呼出音が鳴ったのはそれから20分くらい経ってのことだった。小林さんは本当にあれからすぐに自分の部屋を出たのだろう。
『美羽ちゃん。俺』
玄関に行って飛びつきたいほどの衝動に駆られる。社会人にもなってそんな子どもみたいなことは出来ないと思いつつも気持ちは飛びつきたかった。それに私はそんなキャラじゃない。あまりのギャップに私は小林さんを驚かせてしまうだろう。ただでさえ、疲れているのに、私のテンションの高さをそのままぶつけてしまうと小林さんはもっと疲れてしまうかもしれない。
落ち着いて…。いつもどおりで…。そうは思っていても心は騒ぐ。
玄関のチャイムが鳴ると、私は急いで玄関に向かってしまう。ゆっくり歩くつもりなのに今日は余裕がなかった。玄関のドアが開いて、小林さんの顔が見えるとさっきまでの押さえ込もうとしていた気持ちも理性も何もかも消え去ってしまう気がした。
小林さんだけで私の全てが埋められる。
「ただいま、美羽ちゃん」
玄関に立ち、私に向かって微笑むその顔にフッと顔が緩む。会いたかったという気持ちが自分でも怖いくらいに溢れ、私はやっとの思いで言葉を口にする。
「おかえりなさい」
私の心の揺れとは裏腹に小林さんは冷静そのもの。恥ずかしいくらいの自分を抑えるのに必死だった。
『美羽ちゃん。俺』
玄関に行って飛びつきたいほどの衝動に駆られる。社会人にもなってそんな子どもみたいなことは出来ないと思いつつも気持ちは飛びつきたかった。それに私はそんなキャラじゃない。あまりのギャップに私は小林さんを驚かせてしまうだろう。ただでさえ、疲れているのに、私のテンションの高さをそのままぶつけてしまうと小林さんはもっと疲れてしまうかもしれない。
落ち着いて…。いつもどおりで…。そうは思っていても心は騒ぐ。
玄関のチャイムが鳴ると、私は急いで玄関に向かってしまう。ゆっくり歩くつもりなのに今日は余裕がなかった。玄関のドアが開いて、小林さんの顔が見えるとさっきまでの押さえ込もうとしていた気持ちも理性も何もかも消え去ってしまう気がした。
小林さんだけで私の全てが埋められる。
「ただいま、美羽ちゃん」
玄関に立ち、私に向かって微笑むその顔にフッと顔が緩む。会いたかったという気持ちが自分でも怖いくらいに溢れ、私はやっとの思いで言葉を口にする。
「おかえりなさい」
私の心の揺れとは裏腹に小林さんは冷静そのもの。恥ずかしいくらいの自分を抑えるのに必死だった。